疲れてるなら休めばいいんだよ、と自分に言い聞かせる日のこと 〜こたつ民の一日〜

今日は朝から雲ひとつない快晴。 

こんな日は気持ちよく仕事が進むはず、なんですけどね。
朝からなぜか心が重いんです。

HSP気質だからでしょうか、太陽の光がやけに鋭く感じられ、早くも脳みそが疲弊モードに突入している気がしました。

みさっぺ

\この記事を書いた人/ 山原みさえ

  • HSP気質、こたつ在住の50代フリーランス
  • あんこ・昼寝・漫画・ちいかわが好き
  • トホホをクスッに変える、こたつ民の日常エッセイ
  • 詳しいプロフィールは こちら

午前:夜逃げモードとフリーランスの負のループ

夫氏が「行ってくるわ!」と元気に会社へ向かう足音を聞き、ようやく訪れた静けさ。

HSPにとって、この「誰にも気を張らずに、自分の呼吸にだけ耳を傾けられる時間」は、何よりも大切な回復時間です。

「よし、今日は午前中にDTPの仕事を片付けて、午後はイラストを3本仕上げよう!」と意気込んで、一応パソコンに向かいます。

しかし、頭の中は昨晩のクライアントからの微妙なニュアンスのメールをぐるぐる深読み中。

「この表現は、わたしの仕事に不満があるってこと?」
「いや、もしかしたら単なる定型文?」
「あー、また考えすぎちゃう。HSP気質つらいわ」。

結局、メールの返信文を考えるだけで30分が溶けてしまい、本来やるべきDTPには手がつけられません。

「あきらめよう」と潔く開き直り、午前10時には、こたつへダイブ。
まだ冬じゃないけど、私はこたつ常設の「こたつ民」なんです。

昼:あんこと漫画と心のシャッター

こたつに入ったら、誘惑に完敗です。

お昼ごはんは、もちろんあんこ。
昨日スーパーで買った粒あんのどら焼きです。

「あんこが救う午後3時」なんて言いますけど、私にとっては午前11時でも午後1時でもあんこは救い。
あんこを頬張っている瞬間だけは、他人の機嫌が伝染ることもなく、心の平和が保たれます。

そして、漫画。 
最近、過去の少女漫画を読み返しているんですが、モブ系女子の主人公に、アラフィフのわたしがやたらと共感しちゃうんですよ。

「ああ、わかる。人の言葉を必要以上に深読みしちゃうのよね」

共感で心が満たされたら、次はセルフケア。 
今日みたいに心がざわつく日は、情緒が乱れるのを避けるため、「夜逃げモード」を発動します。

別室に逃げ込んで、誰とも会わない静かな時間を作る。
これが、私にとっては回復の儀式。

はたから見たら、何に疲れてるの?って思われるかもしれないけど。

昭和世代に染み付いた「頑張らなきゃ」 という義務感を脱ぎ捨て、「回復を先に確保する」こと に、最近ようやく罪悪感を持たなくなりました。

夕方:SNS仲間との交流とトホホの結末

夕方、SNSのフリーランス仲間との会話が、私の一日の心の支えです。 

「今日は仕事が全然はかどらなかったわ」。
「わかるぅぅぅ」。 

この「わかる」の一言が、HSPの傷つきやすさを和らげ、また明日を頑張る小さな活力をくれます。

さて、夕飯の準備をしようとこたつから出たところで、思い出しました。

洗濯物しわしわ事件の再来です。 
干し忘れた夫氏のシャツが、見事なまでにしわしわになっています。

昔なら罪悪感でいっぱいになり「アイロンかけなきゃ」と焦ったでしょう。
でも、今の私は違います。

「まあ、いっか!」

完璧じゃなくても、それでいい。
これがわたしだもんな。

帰宅した夫氏は、図太い神経の持ち主ゆえ、しわしわのシャツに気づくこともないでしょう。
気づいたとしても「大したことないでしょ」と一言で終わらせるはず。

夜:今日の結論と明日への許可

今日もまた、大した成果は上げられなかったけど、昼寝して、あんこを食べて、漫画に泣いて、心はエネルギー黒字で終えられそうです。

「完璧じゃなくていい。ほどよい速度で」
この言葉は、私自身が「もう頑張らなくていい」という許可を出すための合言葉です。

もしあなたが、今日一日、誰かの機嫌に引っ張られて疲れてしまったのなら、ここで少し休んでいってください。
休むのは怠けじゃない。
回復が必要なだけです。

トホホな一日も、笑いに変えれば愛おしい。 
明日もきっと、私はこたつから出られないでしょうけど、それも含めて、これからがシニアの青春ってことで、ゆるゆると進んでいきましょうね。

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