ふつうの日々 
気持ちを伝えたいのに、うまく言葉が出てこない…
そんなもどかしさを感じることはありませんか？
特に年齢を重ねると、心の中にいろんな感情が折り重なって、ますます言葉にしづらくなることがあるんです。
「私だけがそうなのかな」と不安になる瞬間もあるかもしれません。
でも、その繊細さや複雑さは、豊かな感受性の表れなのだと思います。
この記事では、言葉にできない生きづらさをそっと受けとめ、安心して整理するための小さなヒントをご紹介します。
気持ちを少し軽くするきっかけにしていただけたらうれしいです。
言葉にならない想いを抱えているあなたへ
あのね、ときどき「なんとなくしんどい」とか「説明できないけど苦しい」っていう気持ちに出会うことってないかしら？
いざ誰かに伝えようとした途端に、言葉がスーッと消えてしまって、胸の中が空っぽになるような感覚。
私自身も、これまで何度も経験してきたの。
50代にさしかかると、これまで積み重ねてきた役割や経験が重なって、心の揺れ方がより複雑になることが多いのよね。
だから「こんなふうに言葉にできないのは私だけ？」って、孤独を感じることもあるかもしれないわ。
でもね、そのもどかしく感じるのはあなただけじゃないの。
敏感さゆえに生まれる、大切な特性のひとつだと思うのよ。
そんな 生きづらさを言葉にできない 気持ちに寄り添って、少しずつ整理できるヒントをお伝えするわね。
“言葉にできない生きづらさ” の正体
言葉にできない って感じるとき、それは努力不足でも語彙力の問題でもないのよ。
HSP気質の人は、周りの感情や空気を繊細に受け取ってしまうから、心の中が一気に情報でいっぱいになってしまうのね。
たとえば、人のちょっとした表情の変化や声のトーン、場の空気の重さまで受け取ってしまうと、「あの人はこう思ってるのかな、でも違うかも…」なんて頭の中でぐるぐる考え続けてしまう。
そうすると、自分の本当の気持ちが分かりにくくなって、言葉にできない 状態になるの。
これは決して欠けているからじゃなくて、豊かに感じ取れるからこそなのよね。
生きづらさや言葉にできない感覚は、あなたの特性の表れ。
だから、自分を責めなくていいのよ。
チャミと夫氏の小話
うちのチャミ（犬）は、ときどき黙り込んで動かなくなることがあるの。
いつもなら甘えたり寄ってきたりするのに、その日はただ丸まって、じっとこちらを見るだけ。
そんなとき、夫氏は何も聞かずに、そっとお茶を私の横に置いてくれるのよ。
その瞬間「あ、分かってもらえた」って胸がふっとゆるむの。
言葉を交わさなくても、表情や雰囲気で伝わる ことってあるのよね。
私もチャミが静かにそばにいてくれるだけで、「ちゃんと見てもらえてる」って安心できるの。
だから「言葉にしないと伝わらない」って自分を追い詰めなくてもいいんだなって思うのよ。
優しく気持ちを整理する３つのヒント
それでも胸の中でぐるぐるする気持ちを少し軽くするために、簡単な工夫を３つ紹介するわね。
① 気持ちを単語で書き出す
「疲れ」「不安」「安心したい」…こんなふうに単語だけでも書くと心が整理されやすいの。
② 「今日は疲れてる」とだけ伝える
長々と説明しなくても、一言で相手に状況は伝わるものよ。
③ 安心できる人にちょっと打ち明ける
「しんどいんだ」って短く言うだけでも、自分の気持ちを外に出す練習になるの。大事なのは理解されるかどうかより、言葉にした って経験なのよね。
こうした小さな積み重ねで、「言葉にできない気持ち」に少しずつ形が見えてくるんだと思うのよ。
まとめ：言葉にならなくても、ちゃんとある
最後に、「言葉にできない＝存在しない」ではないってこと。
言葉にできないと不安になるかもしれないけど、感じているものは確かにそこにある。
敏感だからこそ複雑で、だからこそ言葉にしにくい。
でも、それこそが心が動いている証拠だとと思うのよ。
「今はうまく言葉にできないけど、ちゃんとここにある」って自分に言ってあげるだけでも、心はふっとやわらぐもの。
安心していいのよ。
あなたの気持ちは、ここにちゃんとあるんだから。
もしよかったら、あなた自身の「言葉にできなくても伝わった瞬間」をコメントでシェアしてみてね。
