「私が我慢すればいい」
気がつけば、この言葉が口癖になっていました。
家族のため、仕事のため、周りのため。
自分のことはいつも後回し。
そうやって40年以上生きてきました。
でも、50歳を目の前にしたある日、ふと思ったんです。
「このままでいいのかな?」って。
自分が何をしたいのかわからない。
疲れているのに休むと罪悪感を感じる。
「もう遅い」「今さら」という思いが頭をよぎる。
もしあなたも同じように感じているなら、
このブログはそんなあなたのための場所です。
完璧じゃない毎日を、愛せる速度で。
一緒に歩んでいきませんか?
昭和生まれの私に染み付いた「我慢は美徳」
「我慢することが美徳」
昭和生まれの私は、そう教えられて育ちました。
女性は家族を支えるもの。
自分の気持ちより、周りを優先するもの。
それが当たり前の時代でした。
子育て中は、自分の時間なんてありませんでした。
朝から晩まで家事と育児。
夫は仕事で忙しく、頼ることもできず。
「お母さんがやればいいよ」
子どもにそう言われるたび、
「そうだよね」って笑って引き受けていました。
仕事でも同じでした。
頼まれたら断れない。
「私がやればいいか」と思って、つい引き受けてしまう。
それが当たり前だと思っていたんです。
疑問に思うこともありませんでした。
でも…
心のどこかで、小さな声が聞こえていたんです。
「私って、何がしたいんだっけ?」って。
「私って、何がしたいんだっけ?」
子どもが巣立って、ふと時間ができた時のことです。
友人に「やりたいこと、ある?」と聞かれて、
私は答えられませんでした。
趣味も特にない。
好きなことも思いつかない。
気づけば「お母さん」「妻」としての自分しかいない。
自分が空っぽになっている。
そう感じた瞬間でした。
「これでいいのかな?」
漠然とした不安が、心の中でざわざわと広がっていきました。
でも同時に、こんな思いも湧いてきたんです。
「今さら変えられない」
「もう遅い」
「我慢するのが当たり前だと思っていたのに、今さら何を言っているんだろう」
そんな風に自分を責めてしまう。
HSP気質の私は、自分の感情にも敏感で、
この不安と葛藤に、とても疲れてしまったんです。
「別に好かれる必要ないし」と言えるまで
変わるきっかけは、意外なところからやってきました。
ある日、夫に「気にしすぎだよ」と言われて、
いつもなら「そうだよね…」と引っ込めるところを、
なぜか違う言葉が口から出たんです。
「別に好かれる必要ないし」
自分でも驚きました。
こんなこと、今まで言えなかった。
でも、言ってみたら不思議と気持ちが楽になったんです。
それからです。
少しずつ、小さなことから変わり始めました。
断る練習を始めました。
「すみません、今回は難しいです」
最初はドキドキしながらでしたが、
意外と世界は終わりませんでした。
こたつでゴロゴロする罪悪感を手放しました。
休みたい時は休む。
好きなもの(あんこ・昼寝・漫画)を堂々と楽しむ。
誰かに「怠けてる」と思われても、別にいい。
「夜逃げモード」を発動するようになりました。
人の機嫌が伝染りやすいHSP気質の私は、
疲れた時には心のシャッターを下ろして、
誰とも会わない時間を作るようにしました。
それでいい。
それが私なんだ。
「これがわたしだもんな。受け入れよう」
そう思えるようになった今、
まだ完璧じゃないけれど、前よりずっと楽に生きています。
このブログで伝えたいこと
このブログは、自分を後回しにしてきた方のための場所です。
「もう我慢しなくていい」
「自分を優先していい」
そう思える場所を作りたい。
それがこのブログを始めた理由です。
私がここで約束できることは、3つあります。
1. 説教はしません
「〜すべき」「〜しなければならない」
そんな言葉は使いません。
私だって、まだまだ途中なんですから。
2. キラキラした正論も言いません
「輝いてます!」みたいなことは言いません。
こたつでゴロゴロしてる日もあるし、
洗濯物を干し忘れてしわしわにすることもあります。
3. ただ、等身大の日常を綴ります
トホホな失敗も、
ズボラな自分も、
夫との小さな事件も。
全部ひっくるめて、
「トホホをクスッに変える」日常エッセイを書いていきます。
完璧じゃない毎日を、愛せる速度で。
「私だけじゃない」
「こんな風に生きていいんだ」
そう思ってもらえたら、それが私の一番の幸せです。
一緒に歩んでいきませんか
50歳になってやっと、自分を優先できるようになった私。
まだまだ「私が我慢すればいい」と思ってしまう日もあります。
人の顔色を伺ってしまう日もあります。
でも、少しずつ「これがわたしだもんな」と受け入れられるようになりました。
このブログでは、そんな私の日常を綴っていきます。
夫氏の謎行動にツッコミを入れたり、
こたつから出られない自分を許したり、
罪悪感と戦ったり。
トホホな毎日も、笑いに変えれば愛おしい。
完璧じゃなくても、それでいい。
もしあなたも「自分を後回しにしてきたな」と思うなら、
このブログがあなたの居場所になれたら嬉しいです。
一緒に、ゆるく楽しく生きていきましょう。