「また断れなかった」「気づいたら他人の予定で一日が終わってた」……そんな日、続いてないかしら?
分かるわ〜、私も昔そうだったの。
気づいたら自分のカレンダーが他人のスケジュール帳になってたのよね。
特にHSP(繊細さん)気質の人は、相手の気持ちや空気をすぐに察してしまう分、自分を後回しにして疲れやすいのよ。
でもね、安心して。
今日からたった15分、自分のための「私の時間」を先に予約するだけで、流れは変わるのよ。
なぜ「自分は後回し」になってしまうのか

自分を後回しにするには、ちゃんと理由があるの。
3つの仕組みを見てみましょ。
1. 他人の時間割で動くクセ
気づいたら相手の予定を優先してること、ない?
HSPの人は共感力が高いから、「相手が喜ぶなら…」って思ってしまうのよね。
優しさゆえだわ。
2. 「断るのは悪いこと」と思い込んでる
断るたびに胸がキュッと痛む。
それはね、「人をがっかりさせたくない」っていう誠実さの表れなの。
いけないのは、無理してまで背負い込んでしまうことだわ。
3. 心のエネルギー不足
疲れてるときほど、短期的な安心を選んじゃうのよね。
「今は言わないでおこう」「まあ、いっか」って。
でもそれは意思の弱さじゃなくて、ただエネルギーが減ってるだけなのよ。
だから、あなたが悪いわけじゃないの。
これは「仕組みを変えるサイン」なのよ。
罪悪感とのつきあい方

断ったあとに感じる罪悪感、それは「悪い人になった合図」じゃなくて、あなたが誠実だからこそのサインなの。
言葉の形を少し変えるだけで、その痛みはやわらぐのよ。
境界線を伝える3要素テンプレ:
感謝 → 事実 → 代替案
たとえば、
「お声がけありがとうございます(感謝)。今週は手がいっぱいです(事実)。次回○○なら検討できます(代替案)」
この形なら、誠実さはちゃんと伝わるのよね。
今日から始める3つの実践

1. カレンダーに「私の時間」を先に入れる
空いた時間を待つんじゃなくて、先に確保するのがコツ。
就寝前の15分がおすすめよ。
その時間に「回復」「集中」など名前をつけると、心の区切りがつきやすいの。
2. 言葉をやさしく置き換える
自分への言葉を変えると、世界の見え方が変わるわよ。
- 「完璧にできないと始めない」→「私は小さく始めるを選ぶ」
- 「断ると迷惑をかける」→「私は率直に境界線を伝えるを選ぶ」
- 「休むのは怠けだ」→「私は回復を先に確保するを選ぶ」
HSPさんは、言葉の影響を受けやすいからこそ効果が出やすいの。
3. 小さく、笑っちゃうほど小さく始める
迷ったら「今から1分だけ」。
- 呼吸を3回整える
- 机の上30cmだけ片づける
- 水を一杯飲む
「笑っちゃうくらい小さく」でいいのよ。
それが続く秘訣よ。
HSPのあなたへ

繊細なあなたは、世界の細やかな色や音を感じ取れる才能を持ってるの。
その力を守るために、「枠」を作るのが大事なのよ。
- 刺激が多いときは、静かな場所で5分目を閉じて
- 感情が揺れたら「これは私の感情?相手の感情?」と問いかけて
- 完璧主義になりそうなら、「12週のうち8週できれば上出来」と考えるの
「疲れた」「もう無理」って感じたら、それは心のブレーキがちゃんと働いてる証拠。
体と心の声を、何よりも大事にしてね。
今日が基準日

自分を後回しにするクセは、今日から変えられるの。
完璧な計画も、強い意志もいらないのよ。
合言葉は、「今日が基準日」「まず1分」。
罪悪感は、あなたが誠実な証。
その誠実さを、どうか自分にも向けてあげてね。
ふつうの日々

