プロフィール

はじめまして、山原みさえです。

昭和生まれのフリーランス。活動拠点は、だいたいこたつです。
あんこと昼寝と漫画、そして「ちいかわ」が心の栄養源。

日常からこぼれ落ちる小さな言葉を、ていねいに拾い集めたくて、このブログを始めました。

キャッチコピーは「完璧じゃない毎日を、ほどよい速度で」。
その一言に込めた思いを、ここに綴っていきます。

私の暮らし

私は二世帯住宅で暮らしています。
1階には義父母、2階には夫と私、それから成人した息子が二人。
食事と風呂は別々なんですが、階段から玄関までの動線を通るとき、ちょっと気持ちが重くなる日があります。

家族の仲が悪いわけじゃないんです。
ただ、心の体力が少ない朝や疲れているときは、玄関のドアを開ける前に深呼吸してから出かけるのが日課になっています。

そんな自分を責めていた時期もありました。
でも今は、「これでもいいんだ」って思えるようになってきました。

長男は会社を辞めていまは就活中、次男は高校卒業以来、ほとんどを家で過ごしています。
二人とも心療内科に通っていて、私自身も全般性不安障害の診断を受けて通院しながら暮らしを整えています。

もしあなたも家族のことで悩んでいるなら、一人で抱え込まないでくださいね。

家族それぞれのペースがあって、足並みが揃わない日もある。
でも、〈いまの速度で歩く〉っていう選択を、できるだけやさしく肯定していきたいと思っています。

これまでの歩み

子どものころは、ちょっと生きづらかったです。
小学生のときは仲間はずれにされたこともありました。
いま思えば、いじめだったのかもしれません。

中学・高校では部活に入らず、好きなバンドのライブによく行っていました。
あの頃の熱量、いまでも覚えています。

短大では、小説を書いたり児童文学を書いたり。
言葉の世界に浸っている時間が、いちばん落ち着きました。

新卒で入った会社は自動車製造業の一般事務。
その後、結婚と出産を経て印刷会社でパートとして働き始めました。

そこでDTPオペレーターという仕事に出会ったんです。
冊子やパンフレット、名刺や封筒まで、0.1mmのズレに目が止まる性質は、現場ではけっこう頼りにされました。

敏感さはときに自分を疲れさせるけれど、品質という形で確かに役に立ちます。
あなたが「細かいことが気になりすぎる」って悩んでいるなら、それは強みにもなるんですよ。

いまの仕事

いまは複業フリーランスという形で、DTPを軸にスライド作成、AIイラスト、ライティングなど、私の歩幅でできることを少しずつ広げています。

IllustratorやInDesignは約20年、Canvaも日常の道具みたいに使っています。

「初心者です」なんて絶対言いません。
背中に汗をかきながら調べに調べて、「知ってましたけど?」みたいな顔をしてみせます。

完璧じゃなくても、わからないことがあっても、調べながら進めばいい。
ちょっとした詐欺みたいに思えるかもしれないけれど、それも生き抜く力の一つなんですよね。

こたつと言葉と

もう一つの居場所は、私設図書館。
静けさのなかで来館者のペースに寄り添って、ときどき必要な一冊を手渡します。

誰かの「ここでいいんだ」に立ち会えることが、自分自身の安心にもつながっています。

大好きなこたつは、私の司令塔です。
分厚い毛布にくるまって、あんこをひと口食べて、漫画を一話読む。

あなたに「何もしたくない日」があるなら、何もしなくていいんです。
小さな安心を積み重ねていると、胸のざわざわが少しずつ言葉になっていきます。

子どものころ、図書室の静けさに避難していた私にとって、言葉は避難先であり、地図でもありました。

大人になって「HSP」という言葉を知ったとき、長年のモヤモヤの輪郭がはっきりしました。

「これは弱さじゃなくて、丁寧に感じ取る力なんだ」って気づいた瞬間、胸の重りがすっと軽くなったんです。

あなたが「自分は人より敏感すぎる」って悩んでいるなら、それは才能でもあるんですよ。

雨の匂いがわかるのも、人の声色の微妙な変化に気づいてしまうのも、繊細な証拠。
悪いことじゃないんです。

大切にしていること

私が大切にしている価値観は、自己の在り方。

予定を詰め込みすぎないこと、睡眠はなるべく削らないこと。
締切には猶予をいただいて、対価は事前に明確にする。

あなたが「断るのが苦手」「予定を詰めすぎてしまう」なら、少しずつ境界線を引く練習をしてみてください。

音や光が強すぎる場所では、心のシャッターをそっと下ろします。

境界線を引くって、冷たいことじゃなくて、自分を守るやさしさなんだって、いまは思えるようになりました。

発信について

発信では、日常のトホホをできるだけクスッに変換して書いています。
HSPのセルフケア、小さな暮らしの工夫、あんこや漫画に救われる瞬間。

こたつからの等身大の視点で、重くならない言葉を選んでいます。

あなたの「トホホ」も、きっと誰かの「わかる〜!」になるはずです。

勇気を出して

家族のことをここに書くのは、正直言うと少し勇気がいります。

でも、同じように足元を整えながら暮らしているあなたに「私だけじゃないんだ」って届くなら、その勇気は出したいなって思っています。

あなたが、外に出るのが難しい朝があるなら。
階段を降りる手前で深呼吸するあの瞬間があるなら。

その気持ち、わかります。

やりたいことだらけで、サボり癖もある。
完璧じゃなくても、今を生きている。

それだけで十分価値があると思うんです。

これからの夢

早くできる日は早く、立ち止まる日は立ち止まる。

トホホな出来事はユーモアの出番。
失敗も含めて、小さな工夫といっしょにここへ置いていきますね。

これからの夢は、季節ごとに日常エッセイを小さな本にまとめてKindleでお届けすること。

それから、こたつのある宿で小さな読書会をひらくこと。
湯気の向こうでページをめくって、「ここに来てよかった」って思える時間を分かち合えたらいいなって思っています。

あなたへ

あなたが、誰かの機嫌に引っ張られて自分の気持ちを置き去りにしがちなら、ここで少し休んでいってください。

あなたが、「もう頑張れない」って思っているなら、頑張らなくていいと思います。

完璧じゃなくていい。
ほどよい速度で、それぞれのペースで。

あなたの感想や体験談も、いつでも歓迎しています。
ここが、あなたの「私だけじゃない」を見つける場所になったらうれしいです。

繊細で優しい人は、ちゃんと生き抜ける力を持っているって、私は信じているから。