最近、ようやく気づいたことがある。
私は「ちゃんとできる人」になりたかったわけじゃない。
ただ、自分の心が落ち着いていられる時間を
大切にしたかっただけなんだと思う。
人と比べても、答えは見つからない。
誰かのペースで生きようとすればするほど、
自分の中の小さな声が聞こえなくなってしまう。
だから私は、静かな時間を選ぶ。
光の加減や風の音、コーヒーの香りみたいに、
目には見えないけれど確かにある「心地よさ」を
感じながら生きていきたい。
完璧じゃなくてもいい。
うまくやれなくてもいい。
今日もちゃんと生きていたということを、
自分で認めてあげられたら、それで十分だと思う。
焦らず、無理せず、
そのままの速さで進んでいく。
その中にこそ、きっと本当の豊かさがあるのだと思う。
ふつうの日々 
