やる気が行方不明な朝に、旅とごはんの夢をみた

みさっぺ

\このエッセイを書いた人/ 山原みさえ

  • HSP気質、こたつ在住の50代フリーランス
  • あんこ・昼寝・漫画・ちいかわが好き
  • トホホをクスッに変える、こたつ民の日常エッセイ
  • 詳しいプロフィールは こちら

あのね、今朝はもう、見事に「やる気・げんき・こんき」全部どこかに置いてきたみたいなスタートだったの。

大人としては失格かもしれないけど、そんな日もあるわよね。

ピーターパンに会いたくてネバーランドに逃げ込みたくなるって、子どもの心を忘れない証拠だと思えば、ちょっと救われるのよ。

「人間失格」まではいかないから、まだ大丈夫。

最低限、人間ではある…という自己確認も怠らないわ。

そんな朝に限って、体調がイマイチでね。

ニュースで「インフルエンザが流行してる」って聞いて、えらいこっちゃと思ったわ。

愛知もそのエリアに入ってるのかしら?

もう日本以外へ旅に出たくなっちゃうわ。

そう思って気づいたら「南極でかき氷食べたい」っていう謎の発想に着地してたのよね。

でも現実的に考えると、どこも一長一短だなぁって思うの。

インドで自分探し、って定番だけど、食文化とか、いろいろ考えると結局「日本がいいじゃん」って結論になるのよ。

治安もいいし、言葉も通じるし。

やっぱり安心だわ。

そうそう、以前タイに行ったとき、食べ物は辛かったけど、それ以外は本当に快適だったの。

人は優しいし、マクドナルドもコンビニもある。

インドよりずっと安全に「自分探し」できる感じがしたわ。

でも、まずは…旅費よね。

現実って厳しいわ。

それで、つい妄想してしまうの。

「在宅ワーカーズの社員旅行」って響き、なんだか楽しそうじゃない?

話の流れで「ピンコロ寺に行こう!」って提案も出て、長野案内してくれるっていう頼もしい声もあったの。

10年住んでた友人の話によると、長野の食材はおいしいけど、どこで食べても「とびきり」ってほどじゃないらしいのよ。

だから家で食べることが多くなったんだって。

一方で、愛知はほんと食のレベルが高いのよね。

競合が多いから自然とクオリティが上がってるのかしらね?

喫茶店も多くて、モーニング文化が根付いてる。

コメダ珈琲なんて、もう愛知の象徴みたいな存在だわ。

あの「居心地重視」の文化、私は大好き。

東京のおしゃれカフェも気になるんだけど…。

狭い空間にPCを並べて、なんだかみんな張り詰めてる感じで、ちょっと怖いのよね。

量の少ないパスタが2000円って、あれはもう事件だわ。

だったらコンビニでおにぎり買って、目黒川沿いのベンチで食べる方がずっと贅沢よ。

矢作川沿いで食べるのも、私にとっては同じくらい幸せ。

結局、「やる気がない朝」から始まったのに、旅の夢をみて、ごはんの話で盛り上がって、最後は川沿いの風景で締めくくる――

そんな一日も、悪くないわね。

いつか本当に旅に出よう。

それまでは、チャミを撫でながら、洗濯物を干して日常を続けるわ。

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